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《BULLETIN CUBES》は、いわばGinza Sony Parkの伝言板のような存在です。ある人が、ある思いを持って、ある物や事を伝えます。新しい出会いをお楽しみください。

Title Name
aeru電気

丸若裕俊(プロダクトプロデューサー / プロジェクトプランナー)

自然発電と伝統工芸の共存プロジェクトです。

株式会社和えるの矢島里佳さんはいつも素晴らしい取り組みをされています。

「aeru電気」もシンプルでありながら、本質的で先進的だなと共感したプロジェクトなので、みなさんにぜひ、ご紹介したいと思いました。

歌津小太郎のめかぶ

中西哲生(スポーツジャーナリスト)

僕は現在毎週金曜日15時からのラジオ番組『TOKYO TEPPAN FRIDAY』のパーソナリティーを、この銀座ソニーパークからやらせていただいています。

また東日本大震災の時には、朝番組『中西哲生のクロノス』を担当していました。その震災以来、度々東北へ足を運ぶ中で出会ったのが「歌津小太郎のめかぶ」でした。これはあまりの美味しさに、僕が人生において衝撃を受けた食べ物。より多くの方に、このめかぶをおうちの炊きたてご飯に乗せて食べていただくことで、未だ苦しい状況が続いている東北の方々への支援になればと願っています。最後の晩餐でも食べたいと思えるほど絶品なので、良かったら、お試しください。

Wunderkammer by Olafur Eliasson + acute art release

THE EUGENE Studio(アーティストスタジオ)

さまざまな自然のエレメントを表現するAR作品。太陽や虹、雨雲、オーロラや岩石、トゥカン(鳥)や昆虫、多様な自然のエレメントが自分の部屋や机などに出現します。遠出ができない中でも、ARを通じて、自然の循環や生命の感覚に触れることができます。社会を構成するのは人間だけではないことを、楽しく気づかせてくれる作品です。今後はより、人と自然の関係を考え直すことが重要になり、大切な感覚となる気がします。

OriHime(オリヒメ)

内田まほろ(キュレーター)

障害などで外出ができなかったり、社会活動が行えない事情をもつ人の孤独を解消したいという想いから開発されたロボットです。人に会えない気持ちを日本中のみんなが味わったからこそ、心に寄り添うテクノロジーについて、深く知ってもらいたいと思いました。

京大的文化事典 自由とカオスの生態系

真鍋太一(Food Hub Project 支配人)

四国の山あいの小さな町で農業と食の会社をはじめて4年。こんな世の中の状況もあり、地域で食べることの「自治」について深く考えさせられています。

そんな中、友人の杉本恭子さんが「自分たちのことは自分たちで決める」をキーワードに、書籍『京大的文化事典 自由とカオスの生態系』を出版しました。これまで京都大学でおきてきた数多くのカオスな事象を「京大的文化」としてとりまとめるこの本は、執筆中に何度か聞いた彼女の熱のこもった言葉から想像するに、現在さらに管理を強めつつある社会システムから人びとを解き放つための「自由」と「自治」の価値を問い直す一冊となるでしょう。これからの時代の流れを自分たちに取り戻すために、私はこの本をみなさんと一緒に手にとるのです。

GINZA TOKYO 1964 photographs by ITO KO

田辺夕子(『銀座百点』編集長)

伊藤昊さんの撮る1964年の銀座の写真を初めて見たときの驚きはいまも鮮明です。これまでたくさんの銀座の写真を見てきましたが、知らない街の風景と匂いがそこにはありました。「一冊の本を売る書店」がテーマの〈森岡書店〉の店主、森岡督行さんの手により、今年の6月に写真集として刊行されましたので、ぜひたくさんの人に見ていただきたいと思います。

グルーヴィな、お茶

SHUN SUDO(アーティスト)

東方美人茶をはじめとするこだわりのお茶を味わえるお店です。お茶とともに味わうナッツ、新鮮なフルーツのかき氷など、素材を生かしたおいしさが楽しめます。グルーヴィのこだわりのお茶は、きっとみなさんのSTAY HOME時間を豊かにしてくれるはず。店主の佐川さんとは親交があり、お店には僕の作品も展示されています。器や家具まで店主・佐川さんのこだわりが詰まっていて、足を運ぶだけでも気持ちがいいお店です。

KURKKU FIELDS

原川慎一郎(the Blind Donkey 店主)

貨幣経済が中心になり過ぎている社会を危惧し、現代におけるサステナブルな社会を創るため「ap bank」、「kurkku」などを設立してきた音楽家の小林武史さんが、20年近く続けているさまざまな活動の集大成とも言えるプロジェクト。自然界とのバランス、社会とのバランスについて改めて考えるべき今、「KURKKU FIELDS」にはたくさんのヒントが散りばめられていると思います。

くるり/コンセプトアルバム『thaw』

加藤直徳(編集者)

コロナ禍で軒並みライブツアーが中止されていくなかで、驚くべきスピードで未発表曲をまとめあげた。その時代を読む力とミスなく実行する行動力に拍手を送りたい。20年に及ぶ音作りへの真摯な積み上げが生んだ奇跡のアルバム。音楽の素晴らしさはもちろんだけど、音の多層感はまるで日常にいながら世界を旅しているようだ。こんな奥行きと中毒性をはらんだ音楽を僕はあまり知らない。

Contact Tokyo

島田嘉孝(diskunion)

今回のコロナ禍で大きな影響を受けているクラブやライブハウス。テクノロジーが発展し音楽の聴き方やコミュニケーションの方法が変化したとしても、音楽を体験する場、多種多様な人々が同じ空間に集まりインスピレーションやパワーを得たり(与えたり)、カルチャーを生み出すことのできる場所を守りたい。そんな想いから、現在は休業中ですが営業再開に向けたクラウドファンディングを行っている「Contact Tokyo」をご紹介させて頂きます。

SKWAT

大神崇(『SHUKYU Magazine』編集長)

設計事務所DAIKEI MILLSが2019年末にスタートした、都市の余白を活用し一時的・時限的に場をスクワット(占拠)する活動「SKWAT」(現在は南青山で占拠中)。ある時は本屋、またある時は喫茶店と、コンテンツやインテリアも場所によって毎回変わり、同じような場所ばかりが溢れている最近の東京の街において、そんな流れを打ち壊し、新しい何かが生まれる可能性をこの活動から感じます。次はどこをスクワットするのか楽しみです。

STAY SANE STAY SAFE

村上雅士(㎡|emuni)

オランダのデザイン事務所 Studio Lennarts & de Bruijnが立ち上げた、STAY HOMEがテーマのポスターを投稿できるオープンプラットホーム。世界87カ国のデザイナーのポスターがUPされていて、自由にダウンロードができます。クオリティの高いものから低いものまでさまざまですが、同テーマでの国ごとの視点や表現の違いなどが楽しめます。

せせチャンネル/料理家 渡辺康啓

田部井美奈(グラフィックデザイナー)

緊急事態宣言を受けて料理教室を中止したことをきっかけに4月頭に開設された、料理家の渡辺康啓さんのYouTubeチャンネルです。軽やかで、目新しいレシピと、何より美味しいものを作ろうとする幸せそうな渡辺さんの姿は、見ているだけで楽しく、自粛期間中は日々の食事の喜びを増幅させる、とても大きな力となりました。今現在も、度々更新し続けられるレシピに今後も期待しております。

Sony RX0 II

谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)

ほんの身の回りでも、写真を撮ることで癒されています。歌詞や詩を書く際も考えることですが、見る景色が美しいのは、旅行をするときだけではないと思っています。こういうときだからこそ、ポケットにいいカメラを入れておいて、見つけた小さな幸せを撮影したいと思いました。

2020Solidarity by Between Bridges

中島佑介(POST / limArt co., ltd)

プロジェクトの発足から数週間でスタートをしたスピード感、ティルマンス氏でなければ成し得なかった豪華なアーティスト陣の参加、ポスターを〈Between Bridges〉が無償提供し、各施設が売上を全額寄付金として受け取れる懐の深いサポート。国を問わず世界中の施設へと提供している実行力など、全てが素晴らしい企画です。

東京建築アクセスポイント

倉方俊輔(建築史家)

東京を中心にさまざまな建築を案内してきた一般社団法人 東京建築アクセスポイントが、「バーチャル・ツアー」という試みをはじめている。1人で見るのではなく、みんなで見る。だから、発見も多くなる。そんな建築ツアーの仕組みは、変わらないのだなと思う。オンラインだと、急に国外に飛んで、様式が説明できたりするので、むしろ建築の深みに気づいたり。そう、「様式」って、そもそも建築でよく使う言葉なのだ。地域を超え、国境を超え、ときには版画や写真を通じて、影響を与えあってきた。それが「様式」。新しい建築の鑑賞様式も、意外にノーマルだったりするのかもしれない。

日本産ホップ推進委員会

BEER TO GO by SPRING VALLEY BREWERY

日本産ホップでビールをもっと、おもしろ楽しく。

原料栽培から最後の飲み手に至るまで、日本産ホップに関わる人々が繋がることで、日本ならではのビアカルチャーを創造していく活動です。〈SPRING VALLEY BREWERY〉もこの取り組みに賛同しており、日本産ホップの魅力や可能性をともに追求していきます。

NEUTRAL COLORS(ニュー・カラー)

ユザーン(タブラ奏者)

『TRANSIT』『NEUTRAL』『ATLANTIS』の元編集長である加藤直徳さんが6月に創刊した新雑誌。京都に構える自社スタジオで印刷されたリソグラフと、印刷所によるオフセット印刷が融合して作られています。手に触れ、インクの匂いを感じながらパラパラとめくるだけで、加藤さんがどれほどのエネルギーと愛情を1ページ1ページに注ぎ込んでいるかが伝わってきます。紙であることに敢えてこだわり抜いた『ニュー・カラー』を、今だからこそぜひ体感してみて欲しいなと思います。創刊号のテーマは「インド」です。

「100億人でサバイバル」(日本科学未来館 常設展示)

中原崇志(建築家)

さまざまな災害が起こるしくみやその被害を科学的視点を通して理解することができ、どう生きていくべきかを考えるきっかけを与えてくれる常設展示。

今回のCOVID-19による感染症の拡大や、その他にも異常気象や原発事故など、これまで思いもよらなかったような災害が目の前に現れ、未来への不安を感じることが多くなってきています。

現状、起こっている地球環境と社会の変化を見つめることによって不安の要素を把握し、未来をどう生きていくのかを考えるヒントを得て、自分の活動につなげていきたいと思います。

@viewinc

原田達也(ECRU. / ÉCRU. GINZA)

植物を育てて、愛でる。という思いや行動、生活スタイルは、単純ですが究極の価値観、感性だと思ってます。

しかし植物としっかり向き合うにはある程度の時間や心、ライフスタイル、お金に余裕がないと難しく、歳を重ねるほど「趣味」となる方が多いのではないでしょうか。言葉を発さない植物と向き合い、日々の状態を観察して行動するという行為。そして果てには花を咲かせたいという目標にはとても奥深い意味合いがあると思います。

自身の経験としても、「植物を育てて、愛でる」という生活はハードな環境下でも素敵な安らぎを生んできてくれました。

僕が植物との向き合い方に影響を受けているデザイナーの森洋一さんは植物の表面的な美しさだけでなく、その根底にあるエロスや生命力も理解した上で写真に残しており、写真越しでもその姿勢や視点を伝えてくれます。

Bookshop

佐久間裕美子(文筆家)

書店が閉まる、Amazonはパンク状態、そんなときに輝いた非営利のオンライン書店。書店はオンラインで本をプロモーションし、注文を流し、配送は〈Bookshop〉が担当する。利益はインディ書店に分配し、かつ書店にコミッションを払う。Amazonが一人勝ちだったオンライン書店の世界に風穴を開ける頼もしい存在。

Fridays for Future Japan

蓮沼執太(音楽家)

COVID-19のパンデミック以降の状況を考えるに、だましだまし生きてきた人間の暮らしのあり方や、グローバル資本主義が作ってしまった地球環境を見直さなければいけません。産業や経済は大きく変えなければいけない臨界点にまできています。「Fridays for Future Japan」にはコロナ禍以前から注目をしていたのですが、暮らしのあり方をアップデートし、気候危機に対する認識をカジュアルに広めていく彼ら、彼女ら若い世代のアクションを届けたいです。

プレファブ建築(有期限と循環)

荒木信雄(The Archetype)

コロナ禍の今、いろんなものを再考する時期にきていると思います。それは建築も同様。必要なときにすぐ対応でき、必要でなくなったらすぐになくすことができる。そして都度、使い回せる。「有期限と循環」(時間“目的に応じた期限”と循環を意識し、社会の状況に追従するシステム)を意識したプレファブ建築を再考しようと思っています。

文喫

アヲ GINZA TOKYO

今回の新型ウイルス感染がもたらす影響やオリンピック延期の影響がある中、オンライン選書サービスやオンライントークイベント(「幸せな“おうち読書”とは」)等、さまざまな工夫を凝らし、少しでも生活に豊かな時間をご提案できる取り組みをされていることを踏まえ、今回ご紹介させていただきたいと思います。

POCKET MARCHE(ポケマル)

小杉幸一(アートディレクター)

日本中の農家さんや漁師の方が直接出品をされ、その“想い”を届く前から感じることができるオンラインマルシェ。僕も4回以上頼ませてもらっています!また、いろんなことを直接聞けたり、食べたあとに「ごちそうさま」も伝えられるんです。そして、本当に美味しい……驚きます。食べるとき、作っていただいた、また獲っていただいた方々の「顔」と「風景」を思い浮かべちゃうんです。

「便利」だけがこれからの世の中を幸せにするのではなく、いつの時代も「人の温かさ」「人の想い」を感じることが幸せには不可欠だということを思い出させてくれます。

みなさんぜひ!

ボラ写PROJECT

高木康行(フォトグラファー)

写真を通じボランティア活動を支えるプロジェクト「ボラ写」を主宰している汰木志保さん。ステイホームの期間中、オンラインを通じて家族写真を撮影するプロジェクト「#オンライン写真家」を始めました。画面越しながら大切な家族の写真を撮影する新たな試みの写真館。オンラインという環境にも関わらず、笑顔いっぱいの素敵な家族写真の在り方を提案してくれました。

holidaymuseum

トラヤカフェ・あんスタンド

「食とデザイン」を軸としたクリエイティブユニット〈holiday〉が開館した美術館です。第一回の展示は、自宅学習を余儀なくされている小中高生を対象に、 作品をオンライン上にアップしていく展覧会を開催。〈holiday〉の堀出隼さんは、以前、息子さんが通う小学校のPTA会長もしていました。 そのときユーモアあふれるディレクションで学校行事を盛り上げてもいたので、 今回のコロナ禍で子どもたちが置かれた状況に、いてもたってもいられなかっただろうと想像します。 今を表現している小中高生が、いつかこの作品を振り返ったとき、 どんな気持ちで見るのだろうと想像しながら鑑賞しています。

「MetaSUB(メタサブ)」プロジェクト

山口情報芸術センター[YCAM] 津田和俊、菅沼聖(YCAMバイオ・リサーチ)

近年、急速に一般化が進むバイオ・テクノロジーの新たな応用可能性を、アートや教育など多様な切り口から模索するプロジェクト「YCAMバイオ・リサーチ」。同プロジェクトでは「シチズンサイエンス〔市民科学〕」や「DIYバイオ」といった理念を掲げ活動しています。2016年発足の国際コンソーシアム「MetaSUB」は、そうした専門家だけの閉ざされた議論でなく、非専門家も交えたボトムアップ型の研究活動のお手本と言えます。世界中の都市環境(地下鉄や公園など)の表面を綿棒でこすってサンプリングし、そこに生息する微生物群集のDNAを網羅的に調査する取り組みです。YCAMも2017年から毎年この活動に参加しています。今日の新型コロナウイルスの状況下、これまで構築したネットワークを活用し、ウィルスのRNAのサンプリングが計画されています。

吉田俊道ブログ 菌ちゃんありがとう

野村友里(料理人 / eatrip主宰)

小雪さんのナレーションで構成されているオオタヴィン監督の映画『いただきます ここは、発酵の楽園』でもたくさん登場した“菌ちゃん先生”こと吉田さんの微生物一杯の畑で育った野菜やお米を食べて子どもも大人も大笑いをたくさんして、元気印。東京でだって、今わたしが力を入れている昨年末にオープンした〈eatrip soil〉も同じ土が作れるはず。ぜひ、たくさんの生きるヒントが詰まっている菌ちゃん先生のブログを読んで、ひとりでも多くの人が元気になってほしいなあと思います。

LUUP

村上高士(㎡|emuni)

短距離移動の新しい交通インフラの実現を目指している、マイクロモビリティのシェアリング事業。いまの社会状況において、移動手段の選択肢が増えるのはとても良い事だと思います。今後の展開に向けて、電動のキックボードや高齢者に向けたシート付きの機体も実験実証中との事で、交通インフラがアップデートされて、新しい風景に出会える可能性を感じました。

ロボットトイ toio™(トイオ)

石橋素(ライゾマティクス)

“Low floor, wide walls, high ceiling” ーMitchel Resnick

toio™は、まさにこの言葉を具現化したかのようなプロダクトです。家にいる時間が増えた際に子ども達に触らせてみたら、夢中になって遊びました。さらにそこから、プログラミングをしたり、大人でも楽しめる広がりがあります。子どもから大人まで、色々な楽しみ方ができる、素晴らしい製品です。

ONE FLOWERWARE

山田遊(method)

新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴う昨今の外出自粛や、リモートワークが進む中で、自宅での生活の豊さに対して改めて人々の意識が高まったであろうこと。また、外出を控える中で自然を懐かしみ、生活の中にその美しさを取り入れることを提案する鈴木氏と8軒の工房の活動は、多くのデザイナーによる新型コロナウイルス下での社会へ向けた提案よりも具体的で、ものづくりに従事する職人や工房への単なる支援を超え、より、我々が過ごす現実の生活に寄り添う素敵なプロジェクトだと感じました。